名無し
【5月13日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)の沿岸部は12日、イスラエル軍によるラファ東部への猛攻撃から逃れてきた人々であふれていた。
「私たちは地獄のような3日間を耐えた」。ラファ東部から北西部マワシ(Al-Mawasi)地区に逃れてきたムハンマド・ハマドさん(24)は言った。マワシ地区は避難民の流入に対する備えがないと援助団体が警告しているにもかかわらず、イスラエルが退避先だとする「人道地帯」に指定されている。
イスラエルによると、これまでに退避命令を受けて30万人がラファを脱出した。
イスラエル軍は国際社会の反対を押し切り、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の最後の拠点を破壊するとして、人口が集中するラファに攻撃の焦点を移しつつある。
目撃者によるとラファ東部ではここ数日、イスラエル軍による激しい爆撃が実施されている。戦車や地上部隊を送り込み、「限定的な地上作戦」を行っているとされる。
これまで7か月に及ぶ紛争で、ガザ地区の他の地域のパレスチナ人数十万人がラファに避難したことから、ラファの人口は約140万人に膨れ上がっていた。
イスラエル軍はラファ東部への攻撃開始時に「朝から(攻撃を知らせる)ビラを配布したが、その直後に猛烈な砲撃と空爆を開始した」とハマドさんは語った。
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AFPBB ニュース 2024年5月13日 20:23
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