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巷のインドカレー屋が急増する“悲しい裏事情”。日本向けにローカライズされた魔改造ナンも(1)

2550 :
名無し
24/05/13(月) 20:14 そうだねx0 
 今やどこの街に行っても目にするインドカレー屋。しかし、どの店も似通ったメニューばかり……バターチキンカレーとナンのセットが“定番”といえるが、最近ではチョコレートナン、明太子ナン、あんこナンなど、“魔改造”ナンを出す店も増えている。
そもそも、なぜインドカレー屋は日本中に存在するのか? 素朴な疑問の答えを徹底的に追求した1冊の本『カレー移民の謎 日本を制覇する「インネパ」』が話題を呼んでいる。著者の室橋裕和さんに話をうかがうと、そこにはインドカレー屋の知られざる裏事情と悲しい現実が見えてきた。

◆インドカレー屋はネパール人経営が多い?

日本各地に存在するインドカレー店はネパール人が経営していることがほとんどだと、室橋さんの著書のなかにはあった。その理由は?

「もちろんインド人がやっているところもあるんですが、大半はネパール人です。ネパール人経営のインドカレー店は“インネパ”とも呼ばれ、日本のいたるところにあります。そもそもの理由は外食産業がネパール人の出稼ぎの手段になっていて、インドでコックとして働いてきたネパール人が、さらに大きなお金を稼ぐために日本へ渡ってくる動きが広がったのです」

とはいえ、日本にやって来るのも簡単な話ではない。店を出すのにも多額の資金が必要になる。親戚や銀行からお金をかき集め、海を渡って出稼ぎにやってくるネパール人たちが大勢いるのだとか。

「“なんとしてでも稼いで一旗あげてやる!”とか“絶対に失敗できない”っていう必死な気持ちで日本にやってくるネパール人がほとんどだと思いますよ。昔は単身赴任の出稼ぎスタイルがすごく多かったんですけど、 今では家族を一緒に連れてくる人も増えました。奥さんも働いて家計を支え、子供は日本の学校に通わせる。それって並大抵の根性じゃできないですよね」

◆居場所のないカレー屋の子供たち

そんなインネパ界で今一番の問題と感じているのが、カレー屋の“子供”のことだという。親は経営に追われて忙しく、子供の面倒を十分に見れない。わけもわからず日本に連れてこられた子供たちは、なかなか馴染むことができない。家庭にも社会にも居場所がなく孤立状態に。

「行き場をなくしているカレー屋の子供ってたくさんいるんですよ。まだ母国語が固まってないうちに、日本語を覚えなければいけない。なかなか僕らには想像ができないけど、“思考”するにも頭の中で何語で考えたらいいのかわからないっていう状態が常にあるんです。それって、ものすごいストレスなんですよね」

子供の教育に関心の低いネパール人も多く、ネグレクト状態になっているケースが存在するそうだ。自宅やカレー屋で、スマホをいじってるだけで学校へ行けないという小中学生が後を絶たないのだとか……。

◆“魔改造“ナンも…インドでもネパールでもない「日本人向け」メニュー

室橋さんによれば、じつはインネパ店で出されるカレーは、本当のインド料理でもネパール料理でもないという。一体どういう意味なのだろうか。

「インネパ店で出されているのは北インドのカレーを外食風にアレンジしたちょっと濃い目の味付けのものです。グレイビーでリッチな感じ。あまり一般家庭で食べるものではないんですよね。そもそもナンやタンドリーチキンっていうのは、タンドールという釜がないと焼けないので……ネパール人が普段食べているものとは全然違います。ネパール人はご飯にダル(豆の汁)がメイン。カレーの味付けはスパイスの量も少なく、野菜や高菜、アチャールという漬物や発酵ものが多いので、どちらかというと日本人の食文化に近い。日本に来てナンを初めて食べたというネパール人も多くいます」

以下ソース
https://news.livedoor.com/article/detail/26375228/
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