名無し E-mail:sage
見てる人いるか分からんけど変な体験したから書いてみる。
祖父の生家は山奥の集落にあったんだけどそこに向かうときに別の集落跡地を通ったんだ。
聞いていた話だと祖父が東京の会社に就職して出ていくときにはそこの集落は人が住んでいない状態だったらしいけど、タクシーで通った時ボロボロになった柵の内側で女の人が牛の世話をしているのを見たんだ。
「何だ、まだ人いるじゃん。じいちゃんも俺を怖がらせるために嘘つくとかないわーw」とか隣に座っていた弟に話しかけたんだけど、弟は顔面蒼白で身体をガタガタ震わせていた。
明らかに様子のおかしい弟に訳を聞くと小声で「女の人以外にもいる…」と窓の外を指さして言った。
弟が指をさしていた方向は倒壊寸前の廃墟が並んでいるような場所で、俺には何も見ることができなかったけど弟の怯えようから嘘をついている訳では無いということはすぐにわかった。
その後暫くタクシーに乗っていると目的地に到着したらしく降りるように促されたけど、俺と弟は体調が悪いと言って暫くタクシーの中で待っていた。
そして帰りにも同じ道を通ったんだけど今度は俺にもはっきり見えた。ボロボロの廃墟のあちこちから俺達を見る、というより睨みつける何人もの人達が。
帰宅してから祖父に聞いたところ、その集落跡地には特に云われや伝承があるわけじゃないらしい。
じゃあ俺と弟が見たあれは何だったのか。その後何か不幸が起きたりとかはないけど不気味な体験だった。
祖父の生家は山奥の集落にあったんだけどそこに向かうときに別の集落跡地を通ったんだ。
聞いていた話だと祖父が東京の会社に就職して出ていくときにはそこの集落は人が住んでいない状態だったらしいけど、タクシーで通った時ボロボロになった柵の内側で女の人が牛の世話をしているのを見たんだ。
「何だ、まだ人いるじゃん。じいちゃんも俺を怖がらせるために嘘つくとかないわーw」とか隣に座っていた弟に話しかけたんだけど、弟は顔面蒼白で身体をガタガタ震わせていた。
明らかに様子のおかしい弟に訳を聞くと小声で「女の人以外にもいる…」と窓の外を指さして言った。
弟が指をさしていた方向は倒壊寸前の廃墟が並んでいるような場所で、俺には何も見ることができなかったけど弟の怯えようから嘘をついている訳では無いということはすぐにわかった。
その後暫くタクシーに乗っていると目的地に到着したらしく降りるように促されたけど、俺と弟は体調が悪いと言って暫くタクシーの中で待っていた。
そして帰りにも同じ道を通ったんだけど今度は俺にもはっきり見えた。ボロボロの廃墟のあちこちから俺達を見る、というより睨みつける何人もの人達が。
帰宅してから祖父に聞いたところ、その集落跡地には特に云われや伝承があるわけじゃないらしい。
じゃあ俺と弟が見たあれは何だったのか。その後何か不幸が起きたりとかはないけど不気味な体験だった。