名無し
『だめ連の 資本主義より たのしく生きる』(著者 神長恒一・ペペ長谷川、現代書館、2024年)評者:根岸恵子
資本主義はどん詰まって、それでも生きていくために死にかけた社会のシステムにしがみついて、それで疲弊し精神病んで、足場も失って、夢も持てず、将来に恐怖を抱きながら洗脳された生き方をよろけながら続けている人々に捧げたい一冊。
抵抗の仕方はいろいろあるけど、中国で流行る「何もしない」ことや欧州の若者のように「破壊する」ことも魅力的な活動だが、遊んで楽しく資本主義にNO! を叫ぶのもひとつの有効な抵抗運動だ。
著者神長恒一さんとペペ長谷川さんはともに早稲田大学の学生だったが、神長さんは卒業後百貨店に就職するも10か月で労働に疑問を持ち退職、ペペさんは留年を繰り返していた。就職して結婚して家庭を持つのが常識とされ、そうでない者を「ダメ」と決めつける社会で、その圧力に抗し自由に生きていこうと1992年に「だめ連」が結成された。
経済中心で労働と消費を強制されるような資本主義的な生き方ではなく、社会変革を目指し、オルタナティブで楽しく自主的に生きようというのが彼らのモットー。
資本主義はどん詰まって、それでも生きていくために死にかけた社会のシステムにしがみついて、それで疲弊し精神病んで、足場も失って、夢も持てず、将来に恐怖を抱きながら洗脳された生き方をよろけながら続けている人々に捧げたい一冊。
抵抗の仕方はいろいろあるけど、中国で流行る「何もしない」ことや欧州の若者のように「破壊する」ことも魅力的な活動だが、遊んで楽しく資本主義にNO! を叫ぶのもひとつの有効な抵抗運動だ。
著者神長恒一さんとペペ長谷川さんはともに早稲田大学の学生だったが、神長さんは卒業後百貨店に就職するも10か月で労働に疑問を持ち退職、ペペさんは留年を繰り返していた。就職して結婚して家庭を持つのが常識とされ、そうでない者を「ダメ」と決めつける社会で、その圧力に抗し自由に生きていこうと1992年に「だめ連」が結成された。
経済中心で労働と消費を強制されるような資本主義的な生き方ではなく、社会変革を目指し、オルタナティブで楽しく自主的に生きようというのが彼らのモットー。