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死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?(29)

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3166 :
名無し
24/05/19(日) 15:35 そうだねx0 
わたしの10年

ちょうど、2013年だったか
自分の人生を大きく変える境目を迎えた
結果的に今は生きてるし、歳はアラフォー近くとだけ…
3167 :
3166
24/05/19(日) 15:36 そうだねx0 
>>3166
自分はしがない地方都市、村八分でさえ残るような田舎の実家に住んでました
まあ、仕事の方は真面目なんですけどねえ
人間関係が全然ダメの陰キャでしたから、
転職を繰り返してばかりいました
最終学歴は偏差値30の受け皿全日制に通っていましたが、二年で退学
それからは、10代ながらも個人飲食でツテで働かせてもらって
これがなかなか厳しかったけど、長く続いておりました
それから、自動車の免許を取り
軽自動車を中古で買いました
父親は団塊世代なので、免許はMTで取るように従わされましたが
あまりに下手なので心配してか、ATの車にしか乗りませんでした
それから、中卒では引け目を感じると思い、通信高を全日制に1年通った分を引いた
二年でレポートも馬鹿でもできるようなものでしたので、
フリーターをしながら卒業しました
友達なんて、居ませんでしたね
気持ち悪がられてから、田舎って陰キャ臭いとすぐターゲットにされやすい
仲良くなった唯一年下の子だけが映画とか付き合ってくれました
恥ずかしい話、割り勘で…
3168 :
3166
24/05/19(日) 15:37 そうだねx0 
>>3167
その後、というか
まあ陰キャなものでして、
今でもまあ、引きこもり体質なのですがね
昔は酷く大人しくて、何も言えない、逆らえない小心者でした
自分は、どうせこのまま良くてこどおじのまま
歳食って童貞のまま、おっさんになるんだなあと思うとやりきれなくなってですね
当時は、趣味というか
ここがこの話の核心部でもあるのですが
ゲームオタク、鉄板の鉄道ヲタクですが
女装癖もありましてね
外には出る勇気なんてありませんでしたが、
これがまあ、自己陶酔というか
今にして思うと、女装した自分だけが癒やしてくていたんですね
3169 :
3166
24/05/19(日) 15:37 そうだねx0 
>>3168
その頃には、デスクトップもご家庭に
ガラケーでも探索できるようになっていた時代に突入していましたからね
色んな情報が溢れんばかりに出てくる、出てくる
ある一つのサイトに目が止まりました
月一回だけ、深夜から早朝にかけてのイベント
もうお解りかと思いますが、はい
大規模の女装イベントでした
居ても立っても居られず、参加しました
初回は女装する勇気すらなく、
端っこで惨めに酒を飲んで帰りました
他の女装した方々や、本職そうな人を観ていると心底情けなくなって、
同時に憧れ、嫉妬の対象へと変化していきました
それからというもの、ウィッグも拘ったり
鬚をわざわざ抜いたりしたり、
最大限可愛くなれないものか?
こんなおっさんじゃ、無理だよなあ~
とかそんな毎日ばっかり送ってて
挙げ句には、ニュースバーに面接に行って採用されたのですがね
若い客からコミック系!引っ込んでろ!
と、散々言われてしまいましてね
ここで、人生1回目のの心が折れました
3170 :
3166
24/05/19(日) 15:38 そうだねx0 
>>3169
しばらく引きこもり生活を送って、
女装もしなくなりました
もう全てがどうでもよくなってしまったんです
0か100思考という、有りがちな完璧じゃない完璧主義もあってか
自分にはなんの取り柄もなければ、
仕事さえ満足に熟せていないダメ人間だと
まあ今でも、ダメ人間だとは自戒しております

また、時間がたった頃に
例のイベントの開催日が記載されておりました
旅費だけでも、大変なのにあんな思いをしたのに
それでも何故か、自分には根拠のない自信だけがありました
二回目の参加日
胸がドキドキしまくって、勢いで女装したんですね
しばらくは、なんの声も掛けられないそんな感じで
そりゃ、そうだよなあと思いながら椅子に座っていました
そしたら、ある女装でもレベルの高い人達の一人に声をかけられて
席に移動してくれました
何と言うか、人生で初めて
自分が認められた気がしたからです
3171 :
3166
24/05/19(日) 15:39 そうだねx0 
>>3170
「この子(自分)、可愛いよねえ」
「ほんとだー」
「ふーん…別に」
賛否両論だったけど、褒められた事に嬉しくなってガラケー片手に必死に謎のメモをしまくっていました
それから時間はあっという間に過ぎて、お開きとなりました
「また今度来たらね!」
と言ってくれて、嬉しかったのが印象的でしたね
そこまでは、良かった

三回目に参加した開催日
この日は、舞台がいつもの場所ではなくてですね
普通の女性が着るようなロングスカートにアップデートしていました
そしたら、以前参加したからも声をかけられて
そこまでは、良かった
ある男性に気に入られましたねぇ
いや、彼とは別のシーンで付き合いまではいかないけど
さみしい時は、お互いにという関係まで発展してまいました
3172 :
3166
24/05/19(日) 15:40 そうだねx0 
>>3171
東京の夜の舞台から
実家に戻れば、ただのおっさんが鏡の前にいました
このまま、ただの趣味で終わらせた方がいいに決まってる
でも、それって誰が決めたの?
このまま髭生やして脂まみれの中年になっていく
それで良いのか?
決定打はある日、突然やってきました
何故かわたしの地元から離れた都会エリアには、そういったクリニックが充実しておりまてね
女性ホルモン、デポ注を気づいたら打ち込んでもらっていました
一度はやっぱり、考えますって家路に着こうとしていた足で
車から流れていたのは、今でも忘れはしない
レミオロメンの「全力少年」

それからは、行動が鬼のように早かったです
半年後には貯金で貯めたお金で、
去勢術を行い、完全に男性ホルモンと縁を切りました
あの時、先生が言い放った言葉が未だに強烈過ぎて忘れられない
「バケモノみたいにならないでくださいね♪」
かるーく、ほんとに他人事のようにおっしゃられていて
あー、やべぇしくじったかなと思ったのですが、もう後戻りできず
その間に、ヒゲや脱毛を30万掛けて1年間行いました
今も産毛程度しか映えてきません
アレキサンドライトレーザー恐るべし
それから月日は流れて、高卒と身になったわたしは介護職へ進みました
キツイけど、福利厚生はしっかりしていたのと
正社員の肩書を3カ月で手に入れられるからでした

当初、面接はやはりスーツを着ました
働いて行くうちに先輩や同僚方からの視線がみるみる変わっていきました
最初はとてもキツい事ばかり吐かれていたのに、
「雰囲気変わった?」
「え、そんなに女顔だったけ?」
「髪生やしてるけど、似合ってるよ」
偏見や差別多い田舎なのに、容姿を褒められるようになっていました
3173 :
3166
24/05/19(日) 15:42 そうだねx0 
>>3172
今にして思えば、あの時が最高に輝いていたのかもしれない
まだまだ女性とは間違えられなかったけど、
女の人みたいという刷り込みを他人にインプットすることに成功していたからです
まあ、色々とあってそんな職場ですら一人だけ自分を気に入らない看護師の当たりがキツくて泣く泣く辞めてしまいました…

それから、面接に行く度に
ぎょっとした顔をされてしまい
初日から何この人?
男なの?女なの?馬鹿なの?死ぬの?
みたいな塩対応ばかり続いてしまい、やはり人間関係で苦労してしまいました
ある時、猛反対していた父親から提案を受けました
これこそが、今の人生に繋がる全ての分岐点でした

こんな田舎では、トランスだとか何とかは受け入れられない
どうだ、200万やる
自立してみないか、都会で暮らしたほうがお前の為だと
今にして思えば、手切れ金でした
ネットでアパートを契約して、
東京は流石に無理があるので、家賃の安い千葉県に引っ越しました

この時はもう既に、容姿だけなら
完パス(完全に女性にし見えない)レベルまで到達していました
そう、その年こそが2013年です
3万円のボロアパートを見て、こんな部屋でも東京にアクセスが近いだけでも御の字だという気持ちで、
早速、そこでも介護職にエントリーして
長らく勤める事になりました

3174 :
3166
24/05/19(日) 15:43 そうだねx0 
>>3173
親から貰った貴重なお金は100万は常にキープしておくという心構えで、
とにかくこの時は、世の中の残酷さなんて全く理解していなかったとも言えます
正社員になってしばらく勤めてはいたのですが、
ここでも人間関係を拗らせてしまいました
「でも、あなた男なんでしょ?」
「~くん!」
「男なら頑張んなきゃね!」
それらが呪文のように繰り返し耳に入る
居ても立っても居られなった自分
それでも、無欠席、無遅刻だけは昔から通していた性格なので
何とかして今日もやり過ごそうと考えた時、
職場の近くにコンビニがありましてね
何を思ったのか、ストロングゼロを手にしてその場で飲んでしまいました
命が掛かってるのに最低だな、と思いつつ
その日はどんな嫌味もぼーっとしか聞こえませんでした
これこそが、真の地獄の始まりだったのです

結果、休憩中に飲む、水筒にウィスキーを入れる
これを繰り返していくうちに、完全なアルコール依存症になってしまいました
それから堕ちるのは早かった
最後に嫌な先輩にボロクソ言ったり、上司に喧嘩腰で止めてやると言って辞めました

酒を飲む事で、普段我慢していたストレスが爆発する
所謂、酒乱状態に陥ってしまいました
それからは、貯金を食いつぶしては酒だけを飲み
ヤバくなったら、コンビニ夜勤を勤めてその場しのぎの生活をしていました
そして、そこでも飲みながら、退勤したらすぐに酒を買う
このルーティンに嵌っていました

二社目のコンビニは、高時給の駅ナカコンビニでした
そこでも目を盗んで飲んでいましたね
何故、バレないのか不思議に思います
酔っていても、かなり真面目な態度で勤務していたので
気づいて居たのかもしれませんが、
誰も信号を受け取ってはくれませんでした
3175 :
3166
24/05/19(日) 15:45 そうだねx0 
>>3174
日中だけの駅ナカコンビニ店員
そんな私を見るお客様はいつだって、
彼女、あの女の人、お姉さん
慣れは怖いものです
あんなに憧れていた言葉が、
哀れに酔った姿で評価サれていたのですから
贔屓にしてくれる男性客もおりました

ここが本当に、最後のターニングポイントだった
二つの選択肢があったけど、
一つは他人意志なので無理でした
実家に戻りたいと、父親に電話で泣きつくましたが却下、これ以上言うなら勘当だと
もう一つは、アル中状態だったけど
すごく良いメンバーに理解されていたので、
この時は、辞めるという選択肢はなかったということ
そのどちらのセーフティネットも破いてしまった
本格的に地獄が待ち受けているのは、ここから先です
気が向いたら、また書きます

アルコール依存症は、一生治らない
女性ホルモンをサボっている
まあ、容姿だけが取り柄だった
女と刷り込ませることも、難なく出来た
これからは、分からない
バケモノにでもなるのだろう

これが人生という、呆気のないもの
3176 :
名無し
24/05/19(日) 15:53 そうだねx0 
>>3166 ある意味怖い
29コメント

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